三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町は、『消滅可能性都市』なんだそうな。
C’ZBのあるここ中井町は、悲しいことにこの6つに入っている。
人口が減っちゃうよ、ってことなんだけど、
人口が減るってことは、住む人がいなくなる。
当然、空き家・空き地が増える。
結果、スーパーとかクリニックとか撤退せざるを得なくなる。
すると、せっかく残った人たちも、暮らしにくくなる。
でもこれ、防ぎようがない。
暮らしにくいからって、「はいそうですか」と引越せない。
愛着もあるし、勝手知ったるご近所さんもいる。
じゃあ、今住んでる人、住み続けたい人はどうしたらいいの?
じゃあ、Uターンして親を介護しながら住みたい人はどうしたらいいの?
そこで移動住宅はどうだろう。
可能性を考えてみる。
シナリオ1:古家の建て替え
まず今住んでる人。
今の家は親が若い頃に建てたもの。
ぼちぼち古くなって寒いし暑いし、建替えたい。
でも、自分の子供は将来ここには住まなそう。
だから、新築では難しいかな。
だって、相続するときには買ってくれる人いなさそうだし、
取り壊すったって費用が数百万円かかっちゃうなら、マイナス相続だし。
それならリフォームだ!
と思ったけど、結構広過ぎちゃうんだよね。
夫婦ふたりだけだから、もっとコンパクトにしたい。
掃除も楽だし、階段上れないから二階は要らないし。
これがもし、移動住宅だったら。
断熱の効いた暖かく涼しい暮らしが手に入り、
相続の時は、建物だけ売却すれば取り壊し費用は掛からない。
誰かがリユースしてくれれば、廃棄ごみもエネルギーも使わない。
それに、もしかしたら現金残せるかも。
シナリオ2:介護Uターン
自分は今、都市部のマンションに暮らしている。
実家でひとり暮らす母が、最近元気がなく、ちょっとボケも入っている気もする。
仕事をセーブしてリモートワーク中心にすれば、面倒見ながら暮らせるかしら。
でもさぁ、実家は古いから快適じゃないのよね。
虫もでるし、トイレも、お風呂も…。
私の部屋と水回りをリフォームする、って手もあるけど、
そのあと私がそこでずっと暮らすのはどうかな?と思う。
もし母が他界したら、私はまた駅近か中心地へ引っ越したい。
そんなとき、移動住宅だったら。
実家の庭か駐車場に私用の移動住宅を置こう。
母は住み慣れた実家に暮らしながら、だから別棟同居ね。
24時間べったりじゃないから、ちょっと距離ができる。
だから、リモートワークも集中できるし、静かで暖かで、きれいな水回りも。
母のごはんや入浴介助はできるところはやりながら。
いよいよ母が介護になってもヘルパーさんは実家に出入りするだけ。
だから、私のプライバシーも守れるし。
そんな未来を想像してみる。
地方には、移動住宅が便利かもしれない。